「世界エイサー大会2011」の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。
 沖縄の伝統文化であり、夏の風物詩でもあるエイサーは、もともと旧盆時に県内各地で祖先供養のために踊る伝統行事でしたが、独特の太鼓のリズムと勇壮な舞いが、人々の心を惹きつけ、今では、県内はもとより、県外や海外でも多くの団体に演舞されるようになりました。また、「新宿エイサー祭り」に代表されるように、エイサーをテーマにしたイベントも、県外において開催されるなど、沖縄の文化が海を越えて広がっております。
 このように、大きな広がりを見せる沖縄のエイサーを、これまで以上に県外、海外の人々に知って頂き、エイサー発祥の地、沖縄を広く発信したい、との想いから昨年初めて「全国エイサー大会」を開催しました。
今年は前回より、更に内容をスケールアップして、「世界エイサー大会2011」と銘打ち、「うむい(祈り)」「ちむどん(感動)」「しんかぬちゃー(交流・仲間)」をコンセプトに、世界に誇る新しい21世紀型のエイサーを創作することを目指して開催することとしており、県外はもちろん、海外からも団体が参加いたします。
また、今年は世界のウチナーンチュ(県系人)が、5年に1度沖縄に集結する「第5回世界のウチナーンチュ大会」も同時期に開催されることから、グローバルな交流が図られ、大会が更に盛り上がることでしょう。
 是非、多くの県民、県系人、観光客の皆様が来場され、沖縄の素晴らしい伝統文化に触れて頂きますよう、心からお待ちしております。


世界エイサー大会実行委員会 

会 長  上原 良幸